日米和親条約締結の地
日本大通り駅から大さん橋へ向かう途中にある「開港記念広場」。整備された広場と木陰、噴水の涼しげな印象もあってロケーションも良いこの広場は、1854年に江戸幕府とアメリカ合衆国が締結した「日米和親条約締結」を調印、締結した場として有名。周囲には様々な歴史的建造物や記念碑があり、横浜の歴史に触れることができるスポットのひとつだ。
横浜開港資料館
横浜の歴史にもっと興味を持ったら、「開港記念広場」からほど近い場所にある「横浜開港資料館」へ。1931年に元英国領事館として建てられた建物(旧館)に端を発しており、それそのものが近代化産業遺産に指定されている。幕末から昭和初期にかけての横浜の歴史や文化に関する資料を25万点以上揃える、横浜の歴史を知るにはぴったりの資料館だ。
たまくすの木
開港記念資料館の中庭に佇む「たまくすの木」と呼ばれるタブノキは「ペリー提督横浜上陸の図」にも描かれている樹だ。かつては漁を行っていた住民が港への目印にもした大木であったものの、残念ながら慶応の大火や関東大震災などの火災で焼けてしまい、現在の「たまくすの木」はその根の部分から芽を出したもの。江戸時代か受け継がれているたまくすの木は、生まれ変わりながら横浜のこれまでとこれからを見つめ続けている。
横浜開港・年表
1853年 | ペリー提督の艦隊が浦賀に来航 |
1854年 | 日米和親条約調印 |
1858年 | 日米修交通商条約が締結 |
1859年 | 横浜開港 |