横浜の歴史と文化を称える公園
横浜港に面した山下公園は横浜の中でも最も知名度が高い観光スポットのひとつ。手入れの行き届いた公園内は、みなとみらいや行き交う船を見ながらゆったりとした時間を過ごすことができる。のんびりくつろぐ人、カメラを構える人、スケッチをする人など楽しみ方は様々。カップルはもちろん、家族連れやご年配の方々を問わず、老若男女に愛されている公園だ。休日には大道芸やイベントなども多く、遠方から多くの観光客が山下公園へ集まる。赤レンガ倉庫から歩いても良し、中華街で食事をした後に立ち寄っても良し。周辺の観光スポットや名だたるホテルも豊富なので、ぜひ立ち寄ってみたい。
子育て世代に嬉しい工夫
山下公園のみなとみらい側にあるコンビニエンスストア「ハッピーローソン」は、実は全国のローソンでもここだけの営業形態。通常取り扱うお弁当やお菓子などのほかに、ベビーフードやおもちゃ、絵本など、乳幼児を意識した独自のラインナップが特徴だ。店内には休憩スペースとしてアスレチックのフロアやイートインスペースがあり、ミルク用のお湯のサービスや、授乳用のスカーフの貸し出しも行っている。
横浜文化を垣間見る
横浜の歴史や文化を感じるモノが多いのも山下公園の特徴。一番目立つのは、現存する国産の汽船としては最古の部類に入る「氷川丸」だろう。は造船から今年で85年を数える。10:00~16:30(月曜休館)の間であれば300円(一般価格)で船内の見学が可能だ。ほかにも有名な「赤い靴はいた女の子」像や、山下公園の波止場にいたかもめから作詞の着想を得た童謡、「かもめの水兵さん」の歌碑、サンディエゴから寄贈された「水の守護神」、「インド水塔」、「リカルテ将軍記念碑」など、国内外の文化を感じることができる。
春と秋に見頃を迎えるバラ
沢山の花壇のある山下公園。春と秋にはバラが美しい。シンメトリーを意識した欧風のランドスケープ・デザインの専用の一角には、様々な品種のバラが植わっており、氷川丸や横浜マリンタワーを背景に、訪れた人を楽しませてくれる。