インドゾウ
現存するアジアゾウ4亜種のうちの一つ。牙は雌雄共にあります。森林に棲み、普通、雌は10~20頭の母系家族群をつくって、雄は単独か数頭で行動します。成獣は一日に100kg以上の木や草を食べると言われています。インドではゾウは現在でも荷役動物として、また様々な儀式において、人々と深くかかわっています。しかし、近年野生ゾウの生息環境の破壊により、人間と生息域が重なる地域が増加しています。このためゾウによる農地荒らし、死傷事故などが年々深刻化しています。
インドライオン
インドにすむライオンの亜種で、アフリカのライオンと比べると、やや小柄で概してたてがみが短かく尻尾の房毛が長いと言われています。また、下腹部にひだ状の皮膚のたるみがあることも違いの一つといわれています。昆虫類からハ虫類、大型草食獣まで様々なものを食べます。かつては中近東からインドにかけて広く分布していましたが、狩猟や開発による生息域の破壊によって、現在はインドのギル森林保護区を中心に数百頭が残されているだけになってしまいました。
マレーバク
現存するバク4種のうち唯一アジアに生息しており、バクの仲間では最も体が大きいことで知られています。他のバクと違って、体の色が黒と白のツートンカラーになっているのが特徴です。熱帯雨林の森の中で単独で生活していて、木の葉や草などを餌としています。水辺を好み、泳ぎも巧みです。生息地の破壊などで数が少なくなり、絶滅が心配されています。
スマトラトラ
トラの一亜種で、現存するトラの中では最も南に分布しています。小型で、体色に茶色味が強く、頬の毛が長いのが特徴とされています。熱帯雨林の森の中で単独ですんでいます。スマトラ島でも自然破壊と1990年代の大火災によってすみかをなくしています。同時に、獲物も減少し、絶滅の危機に危機に立たされています。
【飼育係のとっておきタイム】
インドゾウ 11:00/13:15
(日にちによって変更があるので確認してね)
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●スタート時間に展示場へお集まりください!入園料のみで参加できます。
※天候・動物の体調等により内容が変更。中止となる場合があります。