明治・大正時代のレンガ造りを現代に残す歴史的建造物
100年以上前に保税倉庫として建設されたレンガ造りの建物を活かしてショッピングや、広場でのイベント、JAZZを中心としたライブ空間「MOTION BLUE YOKOHAMA」など複合施設として活用されているのが「横浜赤レンガ倉庫」だ。関東大震災での被災や経年による劣化などは免れなかったものの、1992年の横浜みなとみらい21整備計画に伴って周辺地域と一体となって整備・改築がなされ、2010年には日本初の「ユネスコ文化遺産保全のためのアジア太平洋遺産賞」優秀賞を受賞。その建築だけをみても国内外からの評価が高い。
美しい暖色の夜景
夜になるとライトアップが一層美しく、倉庫の外壁を照らす。赤みの強いオレンジ色の明かりは、遠目から見てもみなとみらい21地区の中でも抜群の存在感を放つ。比較的新しいランドマークタワーと、100年以上の歴史を持つ「横浜赤レンガ倉庫」の対比は、古い文化を守り新しい文化と共に発展させようという、横浜という街そのものを象徴するような景観だ。