ホッキョクグマ
陸上最大の肉食動物でアザラシやセイウチ、死んだクジラ類などを捕らえて食べています。これが得られない時期には、鳥や植物などを食べることもあります。冬になると北極からの氷の広がりに合わせて南へ移動し、それが後退する夏には北へと移動しますが、地域によっては沿岸部や島などで夏を過ごすものがあります。通常、冬眠はしませんが、出産を迎えた雌は巣穴の中で冬ごもりをし、出産と育児を行います。近年、地球温暖化による影響で数が激減しており、絶滅が危惧されています。
フンボルトペンギン
ペルーとチリの沿岸をフンボルト海流に沿って南北に分布しています。繁殖地ではコロニーを形成し、岩の割れ目や砂に掘った穴で営巣し、抱卵、育雛は雌雄が協力して行います。営巣地の破壊や魚の乱獲によって生存が脅かされており、保護の必要性が唱えられています。
レッサーパンダ
ネパールからインドにかけて生息するものと中国に分布する2亜種が知られてます。標高1,800m~4,000mの竹の多い林に棲み、竹や筍を初め木の葉やドングリ、果実、小動物などを食べています。木登りが得意で、採餌はほとんど樹上で行います。普段は単独で生活していて、お尻から出る匂い物質を行動圏内の岩や木などにこすりつけてマーキングを行います。絶滅の危機から救うため、飼育下における世界的な繁殖計画が立てられています。
シロフクロウ
北極海に浮かぶ島々や大陸部の海沿いのツンドラ地帯で繁殖し、冬には大陸部のツンドラからステップ地帯にまで南下して越冬します。木の少ない開けた土地に棲み、レミングやウサギなどを捕食します。フクロウ類としては珍しく、明るい時間帯に活動します。雄はほとんど全身真っ白ですが、雌には黒い斑があるので見分けることが出来ます。日本へは稀な冬鳥として、北海道などに飛来することがあります。
【飼育係のとっておきタイム】
レッサーパンダ11:00~/ホッキョクグマ11:30~
飼育担当者の楽しい動物話と共に、動物たちのおもしろさを体感しよう!
●スタート時間に展示場へお集まりください!入園料のみで参加できます。
※天候・動物の体調等により内容が変更。中止となる場合があります。